精神病性障害(統合失調症など)|佐倉心療内科クリニック|千葉県佐倉市京成臼井駅

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精神病性障害(統合失調症など)

精神病性障害(統合失調症など)|佐倉心療内科クリニック|千葉県佐倉市京成臼井駅

精神病性障害とは

精神病性障害とは、幻覚や妄想、まとまりのない言動などにより「現実を正しく認識する能力(現実検討能力)」が著しく損なわれる状態の総称です。脳の不調や薬物、強いストレスなど原因は多岐にわたり、代表的な疾患として統合失調症短期精神病性障害などが含まれます。

主な症状

現実と空想の区別がつきにくくなることで、以下のような「精神病症状」が現れるのが特徴です。

  • 幻覚(幻聴など): 実際にはない音や声が聞こえたり、見えたりする。
  • 妄想: 事実とは異なる誤った強い思い込みにとらわれる(例:誰かから監視されている、危害を加えられている等)。
  • まとまりのない会話や行動: 辻褄の合わない発言や、状況にそぐわない奇妙な行動をとる。

主な種類と原因

精神病性障害は、大きく以下の3つに分類されます。

身体的基盤が明らかでないもの

原因となる身体疾患や薬物がなく、症状や持続期間によって分類されます。最も代表的なのが「統合失調症」であり、その他にも強いストレスが引き金となる「短期精神病性障害」や、強い思い込みが続く「妄想性障害」などがあります。

身体疾患に関連する精神病性障害

脳腫瘍、頭部外傷、脳炎など、中枢神経系の病気や身体疾患が原因となって引き起こされるものです。

物質使用に関連する障害

アルコール、大麻、コカインなどの薬物や、医薬品の使用・離脱に伴って引き起こされる精神症状です。

治療法

治療の基本は、症状をコントロールするための「抗精神病薬」を用いた薬物療法です。また、症状が落ち着いた後や回復期においては、医師や臨床心理士による精神療法(心理教育やストレス対処法の習得など)を並行して行い、社会生活への復帰をサポートします。

統合失調症

統合失調症は、幻覚や妄想などの精神症状や、意欲の低下、感情のまとまりにくさなどを特徴とする脳の病気です。思春期から青年期にかけて発症することが多く、適切な薬物療法やリハビリテーションにより症状をコントロールしながら社会生活を送ることが可能です。生涯で約100人に1人が発症すると言われています。

主な症状

統合失調症の症状は、主に以下の3つに分類されます。

陽性症状(急性期に目立つ症状)

健康なときにはない状態が現れる症状です。

  • 幻覚:実際にはない声が聞こえる(幻聴)、姿が見える(幻視)など。
  • 妄想:周囲から監視されている、誰かに操られている、悪口を言われているなど、現実とは異なる強い思い込み。
  • 思考障害思考や行動にまとまりがなくなり、状況に合わせた行動が難しくなる状態です。

陰性症状(慢性期に目立つ症状)

本来あるべき意欲や感情が乏しくなる症状です。

  • 感情の平板化(表情が乏しくなる)
  • 意欲の低下(自発的に動けなくなる)
  • 会話の減少

認知機能の障害

注意力や集中力、記憶力などが低下し、日常生活や仕事に影響が出ることがあります。

原因

原因は完全には解明されていませんが、脳内の神経伝達物質(特にドパミン)のバランスが崩れることが関与しているとされています。また、遺伝的な素因に加えて、環境的なストレスなどが引き金となって発症すると考えられています。

治療とサポート

統合失調症の治療の柱は、薬物療法と精神科リハビリテーションです。

  • 薬物療法:脳内の神経伝達物質のバランスを整え、症状を和らげたり再発を防いだりする「抗精神病薬」が中心となります。
  • 精神科リハビリテーション:生活リズムの立て直しや対人関係のトレーニング(デイケアなど)を通じて、社会生活への復帰を目指します。