精神病性障害(統合失調症など)
精神病性障害(統合失調症など)
精神病性障害とは、幻覚や妄想、まとまりのない言動などにより「現実を正しく認識する能力(現実検討能力)」が著しく損なわれる状態の総称です。脳の不調や薬物、強いストレスなど原因は多岐にわたり、代表的な疾患として統合失調症や短期精神病性障害などが含まれます。
現実と空想の区別がつきにくくなることで、以下のような「精神病症状」が現れるのが特徴です。
精神病性障害は、大きく以下の3つに分類されます。
原因となる身体疾患や薬物がなく、症状や持続期間によって分類されます。最も代表的なのが「統合失調症」であり、その他にも強いストレスが引き金となる「短期精神病性障害」や、強い思い込みが続く「妄想性障害」などがあります。
脳腫瘍、頭部外傷、脳炎など、中枢神経系の病気や身体疾患が原因となって引き起こされるものです。
アルコール、大麻、コカインなどの薬物や、医薬品の使用・離脱に伴って引き起こされる精神症状です。
統合失調症は、幻覚や妄想などの精神症状や、意欲の低下、感情のまとまりにくさなどを特徴とする脳の病気です。思春期から青年期にかけて発症することが多く、適切な薬物療法やリハビリテーションにより症状をコントロールしながら社会生活を送ることが可能です。生涯で約100人に1人が発症すると言われています。
統合失調症の症状は、主に以下の3つに分類されます。
健康なときにはない状態が現れる症状です。
本来あるべき意欲や感情が乏しくなる症状です。
注意力や集中力、記憶力などが低下し、日常生活や仕事に影響が出ることがあります。
原因は完全には解明されていませんが、脳内の神経伝達物質(特にドパミン)のバランスが崩れることが関与しているとされています。また、遺伝的な素因に加えて、環境的なストレスなどが引き金となって発症すると考えられています。
統合失調症の治療の柱は、薬物療法と精神科リハビリテーションです。