認知症(アルツハイマー型認知症など)
認知症(アルツハイマー型認知症など)
認知症とは、さまざまな病気や障害が原因で脳の神経細胞がダメージを受け、記憶や判断力などの「認知機能」が低下し、社会生活や日常生活に支障をきたす状態を指します。特定の単一の病名ではなく、症候群の総称です。
無気力、イライラ、不眠、昼夜逆転、徘徊、幻覚、妄想(例:「物が盗まれた」と思い込む物盗られ妄想など)。
脳に異常なタンパク質が蓄積し、神経細胞が破壊されることで起こります。最も多く、物忘れから徐々に進行します。
脳梗塞や脳出血により、脳の神経細胞に栄養が行き届かなくなることで発症します。障害を受けた部位によって異なる症状が出ます。
脳内に「レビー小体」という異常なタンパク質が蓄積する病気です。幻視(見えないものが見える)や、レム睡眠行動障害(夢を行動にうつす病気。寝ているのに大声を上げる、体が激しく動く等)、パーキンソン症状(手足の震え、小刻みな歩行などの症状)が特徴です。
脳の前頭葉や側頭葉が萎縮し、感情のコントロールが難しくなったり、社会のルールを守れなくなったりします。
アルツハイマー型などの「進行性認知症」は根本的な完治が難しいですが、特定の原因による認知症は、早期に適切な外科手術や内科治療を行うことで、症状の劇的な改善や完治が期待できます。これらは医学的に「Treatable Dementia(治療可能な認知症)」と呼ばれます。
代表的な原因は以下の通りです。
など
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高齢者のうつ病は、気力の低下から「質問に答えられない」「何も思い出せない」状態になり、一見すると認知症に見えることがあります。これは「仮性認知症」と呼ばれ、適切な抗うつ薬や精神科的な治療によって認知機能も回復します。
予防としては、禁煙、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防・改善や、バランスの良い食生活、適度な運動、知的活動が推奨されています。
現在、多くの認知症には根本的な治療法は確立されていませんが、早期診断により、症状を軽くしたり進行の速度を遅らせたりする薬物療法やリハビリテーションが可能です。また、介護保険の利用も有用です。
また、認知症は高齢者特有のものと思われがちですが、65歳未満で発症する「若年性認知症」もあります。現在では、認知症になっても自分らしく暮らし続けられるよう、地域包括支援センターや認知症カフェなどのサポート体制が整備されています。